仕事用のめもとか。

メディア等気になることを適当に。

駐車場&カセットテープレコーダー映画募集中な方がいらしたり。

カテゴリーに困る…けどまあ、ネタ的にカルスタか表象文化かまあそっちへんの方なんだろうというあてずっぽうで。

■[パーキング・カルチャー] @すばらしい新世界様
http://d.hatena.ne.jp/miah/20051006/1128601053

ええと、修論のネタとしてカセットテープレコーダー、あと趣味として駐車場が出てくる映画と文学を探してらっしゃいます。範囲は20世紀? たぶんアメリカのがいいのかもしれないけれど国はどうでもいいのかな?。

■パーキング・カルチャー@犬にかぶらせろ様(あらお引っ越し告知が…)
http://d.hatena.ne.jp/gotanda6/20051006/PC

こちらを拝見して、あら面白そう、と食いついて、そーいや「ブラック・レイン」で松田優作がバイク乗ってがーっと火花散らしながらFBIの脇役捜査官首ちょんぱしたのは駐車場か高架下か、なにかコンクリの柱が大量にあって、暗くてなにかしらヤナ感じの背景だったような気がする…とコメさせていただき、ついでに作業大杉で発狂寸前の映画結構見てる同僚におずおずとネタ振ってみると、「パルプフィクション」とのですが、こちとら浅学非才なもんですから、あんまりお役に立てずにしょぼん。

リドリー・スコットは、ほかにもありそうな気がするんですけれどね。あとは「ブレード・ランナー」くらいしかみてないや。そして「ブレードランナー」に駐車場シーンと呼べるほどのものがあったかどうかは思い出せない。「ブラック・レイン」の場合は、ばりばりに現代都市でありながらなんともこうエキゾチックな大阪の底にある暴力的ななにかを表象するわかりやすい隠喩として出てきてたわけで、どっかでそのイメージを使い廻ししているか、この場面自体がスコットの先行作品の自己引用であっても全然おかしくないように思います。もっとも、大人の事情で地下駐車場シーンが誕生したそうですが。

その場面前後についての解説は、

■ロケ地巡り?@883R様
http://blog.livedoor.jp/xl1200/archives/50087532.html

高い天井はベニヤの張りぼてで覆われ、姿は変わり果てていますが、実はここ、スポーツスター乗りにはお馴染みの、そして松田勇作の遺作となった映画、[ブラックレイン](リドリースコット監督・1989年)のロケに使われた場所なのです。

画面奥からサトー(松田勇作)率いる武装バイク団が現れ、チャーリー刑事(アンディ・ガルシア)を追いつめ、画面手前を左へ曲がると[国籍不明の]地下駐車場へ。
そこでチャーリーはGSX-R750Hに乗るサトーの日本刀により、首を飛ばされてしまいます。
そう、あの衝撃のシーン、駐車場は何処かスタジオセットでしょうが、映像上ではこのコンコースの脇と言うことになります。本当はここを曲がると阪神電鉄の駅の方へ階段を下りて行くのですが。

本来の脚本ではそのまま夜の梅田の街に出てバイク・チェイスが行われる筈が、曾根崎警察が許可を与えず、ああいう展開になったらしいです。

直前の場面が、大阪・梅田の阪急百貨店(本店)内のコンコース、で、取り壊されるということでこちらのblogで写真を残されているのですが、ゴシックアーチ天井風+ステンドグラスって空間からその国籍不明の地下駐車場に行く、という流れだそうで。
バイクチェイスの果てにカニ道楽にでもつっこませる気だったのかしら……。いや、この映画、たしか実家で特に関心もなく生ぬるく見ただけなんですけれど、おまいは「土曜ワイド劇場湯煙でOLでバスガイドで女子大生で混浴が殺人して温泉饅頭に毒が!」なのかという勢いで、大坂城とかが無理のあるパンで入ってたりとかもう…ご当地カメラワークが妙に印象に残っちゃってるもんで。

さておき、駐車場文化論というと、郊外論とかとも接合しそうなネタですが…「シザーハンズ」には駐車場なかったかしら。なんか強めなパステル色の住宅地のあっちゃこっちゃから車が沸いておとーさん達が出勤していって、あとはヒマな主婦が若い男いじりにいく場面は印象に残っているけれど。ジョニデプの寄宿先の娘がマッチョなダーリンといちゃこらしたり揉めたりするのは「駐車場」ではなく、家の近くで路上駐車中だったような気もする。

一時「空港」をどこにも属さないtransactionの場として論じる、みたいなのがびみょーに流行ってたような気がするんですが、吉見俊哉へんなにか書いてませんでしたっけ。あと今福…? 超うろおぼえなのでちごーてたらすまんですけれど。
空港の場合は通関した後のこう…なんというか国の中なんだけどその縁から押し出され加減の具合にそのへんの人々のココロを直撃するナニカがあるんでしょうかね。
「車」の場合は、路上つー公共空間にありながら中はプライベートスペース。その二律背反な存在×とりあえずどっかいくところかもしれないし帰って来たところかもしれないけれど、その二律背反性をとりあえず覆っている道具性が一時休止している場としての駐車場、てことでなんかしたら、なんかおもろい話が出てきそうな気がかなりします。つーて修論はテープ・レコーダーだそうなんでアレですが。

ふと、SFなB級映画で、空飛ぶくるーまとかがいっぱいに駐車している駐車場が出てきたら凄い笑えそう、とロクでもない絵を思いついたりしつつ。

あ。本題はアレです。駐車場&カセット・テープ映画に心当たりのある方は、さっくりid:miahさんのところへ通報を! 面白そうなのでよろしくお願いしまーす。